戦国時代の始まりと戦国大名

(15世紀後半〜16世紀前半)

1行まとめ

応仁の乱後、幕府の統制が崩れ、各地で実力で領国を支配する戦国大名が登場し、日本は戦国時代へ突入した。


基本情報

  • 時期:15世紀後半〜16世紀後半
  • 背景:応仁の乱による幕府権威の崩壊
  • 主役:戦国大名
  • 特徴:下剋上、領国支配、分国法、城下町の発展

年表

  • 1467年 応仁の乱開始
  • 1477年 応仁の乱終結
  • 1493年 明応の政変(将軍交代)
  • 16世紀前半 各地で戦国大名が成立
  • 1543年 鉄砲伝来
  • 1549年 キリスト教伝来

表:守護大名と戦国大名の違い

項目守護大名戦国大名
権力の根拠室町幕府から任命実力(軍事力)
支配方法間接支配直接支配
法律幕府の法分国法
軍事守護の軍勢常備軍に近い

覚えるべきキーワード一覧

  • 戦国時代
  • 戦国大名
  • 下剋上
  • 分国法
  • 城下町
  • 楽市楽座
  • 鉄砲伝来
  • キリスト教伝来

詳しい解説

① 戦国時代の始まり

応仁の乱の後、室町幕府は全国を統治する力を失った。

守護大名の家では内紛が起こり、

  • 家臣が主君を倒す
  • 地方武士が領主になる

という 下剋上 が広がった。

このような実力で領国を支配する大名を

戦国大名

という。


② 戦国大名の領国支配

戦国大名は領国を直接支配した。

主な政策:

① 分国法
各大名が独自に作った法律。

  • 今川仮名目録
  • 甲州法度之次第

目的
領国内の秩序維持。


② 城下町の整備

大名は城を中心に町を作った。

理由

  • 商人を集める
  • 経済を発展させる
  • 軍事拠点にする

城下町は後の都市の基礎となる。


③ 楽市楽座

市場の独占権(座)を廃止し、自由な商売を認めた政策。

目的

  • 商業活性化
  • 税収増加

後に 織田信長 が有名。


③ 代表的な戦国大名

主な戦国大名

関東

  • 北条早雲(後北条氏)

甲斐

  • 武田信玄

越後

  • 上杉謙信

駿河

  • 今川義元

尾張

  • 織田信長

このように各地で大名が勢力争いを行った。


④ 外国との接触

16世紀になると日本は外国との接触が増える。

1543年
ポルトガル人が種子島に漂着。

鉄砲伝来

鉄砲は戦争の形を大きく変えた。

1549年
フランシスコ・ザビエルが来日。

キリスト教伝来

キリスト教は九州を中心に広まった。


⑤ 戦国時代の社会変化

戦国時代は戦争の時代だが、

社会も大きく変化した。

  • 商業発展
  • 都市発展
  • 武士の力増大
  • 農村自治(惣村)

この時代の変化が後の 織田信長・豊臣秀吉の統一 につながる。


全体まとめ

  • 応仁の乱後、日本は戦国時代へ。
  • 実力で支配する戦国大名が登場。
  • 分国法で領国統治。
  • 城下町と商業が発展。
  • 鉄砲・キリスト教が伝来。

この混乱の中から、日本統一を目指す武将が現れる。


論述問題

問1

戦国大名の領国支配の特徴を説明しなさい。

模範解答

戦国大名は幕府の任命ではなく、実力によって領国を支配した大名である。領国では分国法を制定して秩序を維持し、城下町を整備して商人を集めた。また楽市楽座などの政策により商業を発展させ、経済力を高めた。


問2

戦国時代に外国との接触が日本に与えた影響を説明しなさい。

模範解答

16世紀にポルトガル人が来航し鉄砲が伝来したことで、日本の戦争の形態が大きく変化した。またフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が伝えられ、特に九州地方で信者が増加した。これにより日本はヨーロッパとの交流を持つようになった。

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